菜の花と梅を愛でに、浜離宮へ。散ってしまわない前に。
門から入ってまっすぐ進むと一面の菜の花畑。青虫臭いというか紋白蝶臭いというか、青々としたこの香りを嗅ぐと、人生における青虫時代ともいえるであろう幼稚園のころを思い出すのです。
昼間からのビールのおかげで口が軽くなっているところにさらに甘酒で追い討ちをかけると、頭のネジがゆるくゆるくなって、浮かんだことがつるつると滑るように口をついて出てくる。池を渡りつつ、低下してゆく笑いの質についての応酬(それオヤジギャグだよ、と云われたので、君は自分だけ楽しんでる、ひとりよがりだよ、とやり返す)。
ノースタワーが見えたので、21階の窓に向かって手を振る。出社していそうな同僚に電話しようかと思ったけど溝が深くなるだけかと思ったので止めておいた。浜離宮は、毎日座っている席から振り返って数歩のところから見える景色なので、地図がだいたい頭の中に入った状態で、そんな景色の中を歩くのってなんだかちょっと現実離れしたかんじで楽しい。
梅の花の、見た目は控えめでどちらかというと地味なのになんとも言えず魅惑的な香りを放っているところと、花の色は白かうすピンクで清楚なのに花びらを支えるところが赤か濃いピンクくらいの大胆な色なところが、エロティックで好き。梅林のあたりで和装の女子が3人、キャピキャピと写真を撮りあっていて和やかでした。あたいも混ざりたかったわ。でも天の邪鬼なあたいは、憎らしいほど幸せそうな人々が撮りあっている様子を撮ったりしてたんだわ。
キリンジや、泥棒かささぎ序曲や、白鳥の湖や、DQ3のフィールドの音楽など、浮かんだ曲をそのまま口ずさみながら水上バス乗り場へ。いざ浅草。
追伸:図らずしてシンクロニシティ!でも私は振りましたよ、手を、思いっきり。