満月前後

「ブラジル」にて、半年分の肉を食べてしまった気分。肉をペリッて剥がすときにトングで掴むのが原始的で残酷っぽくてぞわぞわした。かわいこちゃんにもらったバースデイカードを裏返したら柳沢慎吾のブロマイドで、ぐっときた。「ガリガリ君」で死ぬほど笑った。

緑道沿いのあのカフェにようやく潜入。まだ新しくて作り物みたいな内装、拍子抜けするくらいの平和さでゴダールとグールドの話、なんだか現実味がなくて映画みたいだな、と思った。2階のテラス席、晴れた日には気持ちよさそう。ああ、でも本当はいつものあのお店に行きたいんです。

海っぽいあのお店のペペロンチーニがとてもおいしいことを再発見。

1ヶ月程前に注文していたゴダールの「女は女である」とティムバートンの「コープスブライド」が届いたので、深夜から二本立てで鑑賞。図らずも男女3人トライアングル特集に。この作品のアンナ・カリーナ観てると、何の疑いもなく女子度全開な様子って最高に可愛いなあ、と思う。男性から観てどうなのかはわからないけど。「コープスブライド」は、うわーんだめだ、彼らが動いてるの見るだけで泣けてくる。ビクターがピアノを弾くシーンが地上と地下でそれぞれあるんだけど、どちらも胸がギュウウってなるよ。「鍵盤楽器の上手い男子が3割増しで素敵に見える」原理のせいかしら。でもああいうふうに心が通いあう瞬間って、たまんない。

古本屋にて、ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」、コレット「青い麦」、森茉莉「贅沢貧乏」、澁澤龍彦「エロティシズム」、ミシェル・シュネデール「グレン・グールド 孤独のアリア」を購入。買った本を並べて客観的にプロファイリングすると如何にも耽美派宅録文学少女なので苦笑とうんざりと諦めで満ちた気持ちになりました。秋の夜長に読むんだもーん!

拙者ムニエル観にいく。笑い死ぬところだった。さいきんユイット運が良いみたい。絶妙なタイミングで席が空いてる。

秋の夕方の空の色と寂しさを思いっきり吸い込んだのち、夕飯はシチュウ。寒い日のシチュウって勝ち組の象徴ってかんじがする。そして私はいつも窓の外からそれをうらやましそうに眺めているかんじがする。ことこと煮込んだものとホットワインが恋しい季節だね。観察と分析をしつづけて必要とあらば語る、そんな今日この頃です。

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